30歳になったので体外受精を始めたよ

杉山産婦人科丸の内で体外受精に成功するも、5ヶ月で死産。現在2回目の妊娠・出産にチャレンジ中です。

周りの妊娠が喜べない自分

結婚したらすぐに自分も妊娠できるはず。

そう信じてきたけれど、現実は違った。

フツウに1年生活してみたけれど、全く気配すらなかった。

 

まだ1年でしょ、まだ30歳でしょ、と言われる。

でも、まだ1年、まだ30歳と、私は思うことができなかった。

 

どうしても周りと比較してしまう。

あれ、私より後に結婚したよね?私より年下だよね?と。

 

自分の生活が充実していない訳ではないけれど、

どうしてあの子はできるのに、どうして私にはできないの。

どうして、どうして、、と心が荒んでいった。

 

街でマタニティーマークをつけた人を見ると、目の奥が熱くなり、

友人たちの妊娠出産報告を見ることの辛さは、次第に嫌悪感や恐怖、妬みに変わり、

全く喜べないどころか、涙がぼろぼろと溢れるようになってしまった。

 

自分が不妊だという事実を受け入れることができなかった。

多くの人が何不自由なく幸せな過程を歩んでいるのに、

自分はどうしてこんなにも苦しまなければいけないのか。

妊娠/出産報告を見る度に呼吸が止まりそうだった。

本当はおめでたいはずなのに、、友人たちを呪う自分が、益々嫌で苦しかった。

 

妊活をしなければという思いはあったけれど、一歩を踏み出す勇気がなかった。

時間もお金も莫大に必要だし、

何より心がますます壊れてしまう可能性が怖かった。

 

沢山投資をしてもうまくいかないかもしれない。

職場の人が受け入れてくれないかもしれない。

夫が途中で諦め、協力してくれないかもしれない。

 

ゴールの見えない試練に、1人で精力的に取り組み続けなければいけないと考えると、

不安で怖くて、吐き気まで出てきて、

1人でメソメソしてばかりだった。

 

まだ1年だから、二人の生活を楽しむのもよかったかもしれない。

まだ30歳だから、、タイミング法だってできたかもしれない。

でも私の心は限界だった。

 

お金はかかるけれど、時間は有限だから。

少しでも早く黒い気持ちを消して、精神状態を安定させたかったから。

自分も着実に前に向かうために、体外受精を始めることにしました。


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